円安の原因と影響
円安 ドル高の要因とは
スポンサードリンク
1.個人投資家による、円売り、ドル買い
個人投資家が、金利の低い円を売って金利の高いドルを買うことが、円安 ドル高の要因の一つとして挙げられます。
これはドルに限らず、他の通貨にもいえることです。また、輸出企業が売り上げをドルのまま現地企業で運用する、つまりドルを円に変えないことも、円安要因になっています。
2.資本取引
グローバル企業においては、海外の企業を合併、買収(M&A)したり、海外に工場を建設するために外貨を必要とします。自動車、精密機器メーカーなどは海外に製造拠点を持つことは、製造コストを削減するための経営戦略の一つです。
これらの企業から両替を依頼された銀行は、外貨の調達が必要となります。調達は外国為替市場を通じて行われます。
これにより大量の外貨買い/円売りが生じるため、結果的に円安になるわけです。機関投資家と呼ばれるプロの投機筋による海外投資も、円安の原因として大きな影響を与えます。
資本取引は、企業などの大きな組織が関わるため、外国為替市場で動く金額が大きく、為替に与える影響も必然的に大きくなります。
3.原油価格の高騰
最近の原油価格の高騰も、円安の原因の一つに挙げられます。
原油の決済はドルで行われるため、原油価格が上昇すれば、調達するドルの量も増えることになります。原油を輸入する企業は相当な数に上りますから、決済を行う銀行では、莫大な外貨の調達が必要となります。
その結果、外国為替市場で外貨買い、円売りがすすみ、円安が加速することになります。
4.海外旅行
一時的ですが、海外旅行も円安要因の一つとなります。旅行者が多いGW、夏休み、お正月などの長期休暇中は、海外旅行に出かける人が多くなります。
当然、買い物で使用するトラベラーズ・チェックは、円を売って外貨を買う行為です。買い物で使用したクレジットカードによる決済なども、一時的に外貨買いが増加し、円安要因となります。
円安のメリットとは
1.輸出企業の売上げ増加
トヨタ、ホンダなどの日本を代表する輸出企業は、円安になればドル建ての利益が上がります。
例えば、1ドル=100円が1ドル=120円になると、1万ドルの製品が売れた場合、20万円利益が上がりますね v(^^) これは純粋な円安の恩恵ですね〜
また輸入先の国では、価格を抑える余裕がでてくるため、価格競争の面で有利な立場に立つことができます。
2.株価の上昇
上記のように円安になると、輸出企業の売上が増加します。
その結果、輸出関連株に買い注文が入り、株価は上昇します。最近では、2007年2月に発表された日銀の利上げ決定後、スルスルと円安が進み、輸出関連株を中心に「買い」注文が大量に入りました。そして6年9ヶ月ぶりに、日経平均が18,100円台にのったのは、記憶に新しいと思います。
円安になると海外の投資筋により、幅広い日本企業の銘柄に買い注文が入る傾向があります。
あなたは今、「円安の原因と影響」にいます。